ついにアニメ化も決定した、テレビなどでもよくおすすめで取り上げられる話題の【光が死んだ夏】
ぞわっとする、ホラーでBL?のような「このマンガがすごい1位」になった【光が死んだ夏】をご紹介します。
ホラーが苦手な私でも読めました!
結論: ホラーや友情、執着、青春、閉塞感が入り混じった、じめっとした作品です。
ぽたぱんの総合評価は★16です!
光が死んだ夏の評価 (個人的独断と偏見)
ストーリー | (★3) |
絵 | (★3) |
キャラクター | (★3.5) |
テンポ | (★3.5) |
ハマり度 | (★3) |
レビュー合計 | ★16/25 |
推しキャラ | メンチ兄貴 |
ホラーは苦手分野な上、執着心や特有の閉そく感にぞわぞわして、私的にはハマりませんでした。
私も先は気になるので、新刊が出たら読み続けたいと思います。
ハッピーエンドが好きな私にとって、誰も不幸にならなければいいですが、誰一人傷つかないという未来は見えそうもありません。
- じめっとしたホラー
- 人外もの
- BL風
が好きなら、評価がとても高いので、ぜひ試し読みだけでもしてほしい作品です。
” 無料で試し読みできます “
引用:【光が死んだ夏 1巻】モクモクれん
コミックシーモア★ | (4.6) |
*以下は2巻までのネタバレも含んでいますので、ご注意ください。
光が死んだ夏のあらすじ
ある田舎の集落で暮らす高校生のよしき。
よしきは、行方不明になって帰ってきた幼なじみの光が、見た目は同じだが、別人になっていることに気がつく。
よしきは「ヒカル」に、別人なのではないかと質問し、ヒカルは体に光の記憶は残っているものの、光ではないと答える。
光ではないとわかっていても、近くにいてほしいと思うよしきと、よしきの側にいたいと願うヒカル。
しかし、集落では次々と怪事件が巻き起こっていく。
青春ホラー、見どころ3ポイント
- 「光」と「ヒカル」
- 怖い!不気味なシーン
- よしきとヒカルの依存関係
① 「光」と「ヒカル」
*忌堂 光
よしきの幼なじみ高校生。
とても怖がりで優しい光。
怖がりの光は、なぜ一人で山に入ったのでしょうか。
それは、忌堂家が代々行っている儀式と関係があるようです。
*ヒカル
光の姿をした人外のナニカ。
記憶は体に残っているものの、すべてが初体験で感動しながら過ごしています。
時にはドロドロした形体になり、よしきがナニカに触れた際は、感触が「タレに漬けた鶏肉」に似ていると形容しています。光に「ウヌキ様」と、松浦さんに「ノウヌキ様」と呼ばれたヒカルは一体何者なのでしょうか。
② 怖い!不気味なシーン
- 不気味なおばあちゃんの松浦さん
- ヒカル
- 「く」の字
- 暮林さんの助言
- お風呂にいる長髪の毛束
不気味なおばあちゃんの松浦さん
松浦のおばあちゃんは、ヒカルを見て「ノウヌキ様が下りてきた」と言い放ち、のちに事件に巻き込まれます。
松浦家での事件の描写も、はっきりと怖いシーンがあるわけではありませんが、想像を掻き立てられて、かなり怖いです。
さらに、時間が経って松浦さんの状況が他者のセリフで語られますが、松浦さんの容姿も相まって、さらに恐怖が増します。
ヒカル
ヒカルは時折ドロドロした形状なったり、おなかを開いたりして、よしきに触れさせます。
よしきの中に侵入してくる描写もあり、このままではよしきを飲み込んでしまうのではないかと不安と恐怖を覚えます。
さらによしきに触れられる事が快感のようで、その点もぞっとしてしまいます。
「く」の字
山の中に浮かぶ「く」の字がよしきにせまってきます。
ヒカルが気づき、よしきを助けて対処しますが、「わからないもの」が「わからないもの」を黙々と始末する不気味さが、より怖さを増長させます。
暮林さんの助言
よしきにヒカルから距離を取るように助言してきた女性。
ヒカルに知られたくなかったよしきですが、暮林さんからのメールをこっそり見られてしまいます。
メールを見られてしまったドキドキ感。暮林さんの身を案じずにはいられません。
お風呂にいる長髪の毛束
よしきの妹かおるがお風呂に入った際に、排水溝や湯船に長い髪の毛束が現れます。
かおるが慌ててお風呂から出て扉を閉めますが、扉に「どんっ」と髪の束が貼りつきます。
ホラーそのものでぞっとします
正体は今のところ不明です。
③ よしきとヒカルの依存関係
ナニカに入れ替わっていても、側にいてほしいと思ってしまう「よしき」
よしきだけは守って、ただ側にいたいと願う「ヒカル」
田舎の集落特有の閉そく感と、じめじめした執着心。
駄目だと思っていてもヒカルから離れられないよしきと、よしきのただ側にいたいと無垢な思いをストレートに伝えるヒカル。
親友と呼ぶには深い執着と密着ぶりがすごい
友情なのか、愛情なのか、執着なのか、BLっぽさが漂います。
作品情報と受賞データ
作者 | モクモクれん |
出版社 | KADOKAWA |
掲載誌 | ヤングエースUP |
メディア | 今のところなし。アニメ化されそう |
ジャンル | ホラー・サスペンス |
賞 | 「次にくるマンガ大賞2022」Global特別賞 「このマンガがすごい!2023』オトコ編1位 「全国書店員が選んだおすすめコミック2023」5位 |
アニメ化はされる?されない?
漫画の賞も受賞していて、漫画も重版になっている本作。
アニメ化されてもおかしくはないですが、話数が少ないため、まだアニメ化には時間がかかると思います。
→アニメ化決定しました!(2024/05発表)
モクモクれん先生の他の作品
単行本はなし(2023年4月現在)
まとめ
何度も重版がかかるほどの話題作で、まだ3巻までしか出ておらず、追いつきやすい作品です。
じめじめした閉鎖的な田舎で起こる青春ホラーをご紹介しました。
気になった方は、ぜひお手に取ってみてはいかかでしょうか。
★16ですが、今後も気になる