元気なギャルだけど、実は周りの目を気にしがちな主人公と、寡黙で目立たないけれど自分の意見をはっきり言えるメガネ男子の等身大の学園ラブコメディ。
心理描写がとにかく秀逸!
漫画賞でも頭角を現してきた、青春とキュンがたっぷり詰まった【正反対の君と僕】とは?

会社の女の子にオススメされて読んだ漫画です。
ニヤニヤしながら読んじゃいました!
結論:共感度がとにかく高くて、感情がすーっと素直に入ってくる作品。
これはジャンプなの?っていうぐらい、男女の可愛さと優しさが詰まったラブコメです。
ラブコメ好きさんにはもちろん、ラブコメに興味がなくても、一度は試しに読んでみてほしい作品です。
” 試し読みできます
“引用:【正反対な君と僕 1巻】阿賀沢紅茶
ebookjapanレビュー: | (4.7) |
*以下はネタバレも一部含んでいますので、ご注意ください。
あらすじ
主人公のギャル高校生・鈴木は、元気で誰とでも仲良くなれる反面、実は周囲の目が気になり、周りの空気に合わせてしまう女子。そんな彼女は、無口で目立たないが、自分の意見をしっかりいえる地味なクラスメートの谷君に片思い中。そんな正反対な性格の二人が繰り広げる等身大のラブコメディ。
面白い?見どころ3ポイント
① 正反対な二人のかわいい恋愛模様
元気なギャルだけど、相手に合わせて疲れてしまう鈴木さん。
寡黙だけど自分の意見をしっかり持っている谷君。
二人の関係は、こちらが照れてしまうほどキュンに溢れてる。二人の素直な会話や照れが笑いも交えながら、とても自然に描かれている。
付き合いたての特別なデートや感情は、若者から中年の若かりし頃の思い出としても共感が生まれるはず。



かわいい二人に微笑まずにはいられない!
② 高校生の等身大の学園生活
学園生活が中心のお話で、友達同士の何気ない会話が、とにかくかわいい。
私は女子校に通っていたため、この共学の楽しそうな輝きは正直漫画でもうらやましい!
男女分け隔てなく仲のいい感じも、新たに友達になってからのからみ方も面白い。
みんなの関係が優しさに溢れていて、忖度など微塵もなくて素直で楽しそう。
阿賀沢先生はどんな学生生活を送られていたのだろうかと考えちゃうぐらい、そこにある感じのリアル。
日常系の漫画としても、とても読みやすい。
③ 登場人物たちの心理描写の巧みさ
セリフ以外も心の描写が書ける漫画。
この作品は、主人公以外の心の描写も巧みに描き、感情移入ができやすい。
青春の甘酸っぱさが伝わってきて、みんなを応援したくなる。恋愛ってこんなにドキドキして楽しいものなのだと伝わってくる。
あと私的には平君がツボで、彼の存在はよりリアルで、たくさんの人が共感できそうだなと思った。
ad
登場人物
- 鈴木みゆ
元気なギャルだけど、実は空気を読んで疲れちゃう女子高校生
素直でかわいい子! - 谷悠介
寡黙で地味だけど、自分の意見を発言できる眼鏡男子のクラスメート
実は大胆なところもあり、時には漢を見せる。 - 山田
元気でおバカキャラの男子クラスメート
陽キャで出てきたら元気がもらえる男の子 - 佐藤
鈴木さんの友達で、ショートヘアでクールな女子高校生
お勉強もできて、ツッコミ担当 - 渡辺
鈴木さんの友達で、元気いっぱいでノリがいい女子高校生 - 東(あずま)
大人っぽくて恋愛経験も豊富な女子高校生
男運が悪く、適当でダルそうだけど、気が利くこともある - 平(たいら)
高校デビューの男子高校生
中学生時代の冴えない過去からやや卑屈ではあるが、高校では馴染んでツッコミを担当。 - 西
隣のクラスの図書委員の女子高校生
男子が苦手だけど、壁がなく明るく接してくる山田が気になる。 - ガバチョ
山田の友達だけど、まだ名前しか出てきていない謎の人物
一体いつ登場してくれるのでしょうか。
アニメ化はされる?されない?
今のところ未定です。
面白い作品ですし、いずれアニメ化、もしくはドラマ化されるかもしれませんね。
作品データ
作者 | 阿賀沢紅茶 |
出版社 | 集英社 |
掲載誌 | 少年ジャンプ+ |
単行本巻数 | 既刊5巻(2023年11月現在) |
メディア | 今のところなし |
ジャンル | 恋愛/学園 |
賞 | 「次にくるマンガ大賞2022」Webマンガ部門第2位 「マンガ大賞2023」第3位 「このマンガがすごい!2023」オトコ編第9位 |
評価 (個人的独断と偏見)
ストーリー | |
絵 | |
キャラクター | |
テンポ | |
ハマり度 | |
推しキャラ | 平くん |
この作品は、ドキドキ、キュンキュン、ムズムズ、ニヤニヤ、あるあるが詰まっています。
読んでみるとみんなが尊くて、多幸感を得られますよ。
個人的には、平くんが推しです。
高校生の感情の揺らぎを見事に言語化する平君。俯瞰して見ていて、同級生の縮図で自問自答する様は、滑稽ながらリアルで共感できる。
平君は東さんと同じ中学で、お互い中学での黒歴史もある。二人ともダルそうだけど、東さんは平君には絡んでいける。“タイラズマ”の二人の会話が特に面白くて、読んでいて楽しいです。
【正反対な君と僕】が好きならおすすめ作品
作品 | 特徴 |
---|---|
スキップとローファー | 高校生の日常系 |
阿賀沢紅茶先生の他の作品
氷の城壁
引用:【氷の城壁 1巻】阿賀沢紅茶
氷の城壁 1巻
まとめ
いかかでしたでしょうか。
- 正反対な二人の恋愛模様
- 高校生の等身大の学園生活
- 登場人物たちの心理描写の巧みさ
リアルでかわいい高校生の日常を描いた本作品。
恋愛漫画は避け気味だった私でも、コメディタッチで読みやすい作品でした。
恋愛のドキドキする会話や行動にキュンとするし、青春の甘酸っぱさや輝きに魅了される方も多いと思います。
気になる方はぜひ、読んでいてくださいね。